ある日のめぐみの子

めぐみの子幼稚園の物語。

ある日の1ページをお知らせします。

おすもう物語①すもうだいすき!

2022年1月13日

おすもうが大好きな男の子。

きいろいとり(年中)のときから

ときどき楽しんでいました。

 

もちろん、あおいとり(年長)になっても

すもうごっこは続き、

仲間もどんどん増えていきました。

 

秋ごろから本格的に、技の研究もはじめています。

自分の力士名(しこ名?)も考えて

12月には番付表?も作っていました。

(すもうするときは、ちゃんと

しこ名で呼びあっています。)

 

ある日、すもうのことを調べていた子どもたちが

力士はちゃんこ鍋を食べていることを知りました。

そして、

「こんどの会食は、ちゃんこなべにしてください」と、

会食(給食)担当職員にお願いに来たのです。

 

おすもう物語②買い出しへ行く

2022年1月20日

いよいよ明日はちゃんこ鍋の日。

あおいとり(年長)の子どもたちは

買い出しに出かけました。

 

近所のお肉屋さんと八百屋さん。

スーパーマーケットとはちがう雰囲気を感じたでしょうか。

子どもたちに丁寧に応対してくださったお店の方に感謝です。

 

食材もそろい、食べる気も満々!

そして、

とうとう、

おすもう物語③まわしの登場

まわしをつけた力士が登場しました。

もちろん、まわしは つけるも つけないも自由です。

 

でも!!

気づいてしまったのです。

まわしをつけている力士のすもうは急に強くなった!!

 

まわしをつけて組み合うと、

相手を持ち上げられるようになったのです。

そして、

今まで できなかった技に挑戦できるようになりました。

 

まわしをつけると、なんだか違う・・・。

まわしをつける順番待ちができるほど、

すもう熱はどんどん高まっていきました。

 

おすもう物語④ちゃんこ鍋をたべる

2022年1月21日

ちゃんこ鍋の日。

すもう部屋のように、

大鍋に入っているちゃんこ鍋を見せると、

もうそれだけで、

「ほんもののちゃんこなべだ!!」

 

職員はだれも ちゃんこ鍋を

食べたことも見たこともありませんでした。

ほんものなのかどうか わかりませんが、

子どもたちのリクエストが実現できてひと安心です。

少人数の幼稚園だからできることもありますね。

 

この日、

いつもよりも食べっぷりがよく、

おかわり続出でした。

 

でも、

「これでおすもうさんになれるー!!」って、

ちゃんこ鍋を食べたら

力士になれるわけではないのですよ。

 

おすもう物語⑤本物のまわし?!

「さむくないの?」

と、たずねると、

うっすらと汗をかきながら、

「あつーい!」

 

力士たちは本格的に、新しい技を挑戦しはじめ、

きいろいとり(年中児)たちは、その迫力にくぎづけになり。

すもうをとってみたいきいろいとり(年中)も加わりました。

ドレスを着たおひめさまたちも応援にかけつけ、

熱気であふれています。

 

みんなで星取表に☆印をつけると

闘志がみなぎるのか、

顔つきがちがって見えます。

 

おすもう物語⑥月刊『大相撲』をいただきました

2022年2月10日

卒園の記念品に

保護者の方が絵本をかってくださることになりました。

迷わず注文した本が『大相撲図鑑』です。

届くまでに時間がかかりそうなのですが・・・。

 

すもうの絵本をいろいろ調べてくださっていた

こどものとも社のSさんが、

ご自宅にあった月刊『大相撲』をプレゼントしてくださいました!!

 

この月刊誌、1974年5月号です。

ちがう意味でも、見どころ満載です!

 

子どもたちの興味、関心に、

こころを寄せてくださる大人の存在は

子どもたちが世界に信頼を寄せることにつながるように思います。

 

 

おすもう物語⑦とどきました!『大相撲図鑑』

待ってましたとばかりに、とびつくのかと思いきや・・・。

 

意外にも静かな反応で、

ときどきめくったり、

さりげなく眺めたり。

 

今、盛り上がっているあそびは こままわし。

そろそろおすもう物語は終わりをむかえるきざしでしょうか。

 

お正月あそび・・・こま回し

2022年1月

3学期のはじまりと同時に

お正月あそびも始まりました。

 

こちらはこま回し。

こまを回すことも、

その前にひもをまくことも、

できるまで、何度も挑戦の日々。

 

教えたり、教えられたり。

応援したり、応援されたり。

うまくいかなくて がっかりしていたり、

そんな友だちを見て そっとまなざしを送っていたり。

 

ひとりでじっくりと あそんでいるようでいて

けっこうたくさんの思いが

ぐるぐるとまわっているようです。

 

お正月あそび・・・けん玉・だるまおとし

人形劇団プークさんが きました!

2022年1月14日

待ちに待っていたこの日。

人形劇団プークさんが、

めぐみの子幼稚園にやってきて、

人形劇を見せてくれました。

 

はじめから終わりまで、

ゲラゲラ、くすくす、あはははは、

えーっ!とか、だめーっ!!とか、

子どもたちの反応がありすぎて、

役者の皆さん、やりにくいのではないかと

ひやひやしてしまいました。

 

それだけたっぷり おはなしに はいり込んで、

こころからおしばいを 楽しんだのでしょうね。

 

お芝居の後、

あおいとり(年長)の子どもたちから

プークさんへ質問をし、

ていねいに答えてくださいました。

 

近くで人形を見せてくださったり、

しかけを教えてくださったり。

 

おはなしの世界と、

人形劇のつくる過程や裏側の世界。

質の高い、本物の芸術にふれたようなときを過ごしました。

 

プークの皆さん、

どうもありがとうございました!!

 

 

 

ゆきあそび

2022年1月7日

2022年は、雪あそびから はじまりました。

前日から交通渋滞、凍結、危険、スリップ事故・・・。

大人たちは心配や不安で心騒がしくしていましたが、

幼稚園にある雪は

子どもたちのためにあるのだなあ、などと納得してしまいました。

 

まだ寒さも残る中、子どもたちはあそぶ!あそぶ!

 

少しの量でも、よく固まる雪でしたので、

あちらでも、こちらでも、

大盛り上がりだったのが 雪合戦です。

 

雪だるまに、雪だんご、雪のお料理・・・。

 

そして、雪オニ。

氷オニのように、オニに当てられると雪だるまになっちゃうそうです。

 

いっぱいあそんで、

いっぱい走って、

あっという間に雪の姿は見えなくなりました。

 

指先が冷えたころ、

あたためてくれるかのように

おひさまの光が さしてきました。

 

「あ~、たのしかったぁ~。」

「また、ゆきであそびたい」

 

さて、幼稚園でつぎに雪あそびができるのは

いつのことでしょうね。

 

雪景色

2022年1月6日

久しぶりに積もった雪。

めったに見られない光景です。

 

10月の子どもたち

2021年10月

このページを楽しみにしてくださっていた皆さま。

長らくお待たせいたしました。

遅ればせながら、

10月の様子をちょっぴりお伝えします。

 

きんもくせいの香りの下で

2021年10月

あかいとり(年少)の子どもたちが集まって、

順番に鼻を近づけていたのはキンモクセイです。

 

風が吹くたびに秋の香りが鼻をくすぐっていました。

すこしづつ花が散りはじめ、

オレンジ色の小さな花たちが庭一面に広がっています。

 

思いきり香りをすいこんで、

「これのにおいだったんだー!」

「もう1かい、においかぎたい!」

 

このあとはもちろん、

秋のごちそうがならびましたよ。

キンモクセイケーキ、キンモクセイコーヒー、キンモクセイごはん・・・。

 

秋を満喫しています。

 

 

たいこの色ぬり

2021年10月15日

きいろいとり(年中)のあそびの中で

2つの太鼓が生まれました。

お侍さんごっこやお祭りごっこで使ったり、

運動会のかけっこのときに使ったり。

 

それぞれの太鼓に色を塗ることになりました。

ところが!!

 

何色にするかの話し合いは長時間に及び、

なんと2日もかかって、やっとのことで意見がまとまったのです。

このときに学んだことは、

話し合いは自分の意見を主張するだけではすすまない、ということ。

 

想いが強すぎて、時間はかかりましたが、

そのかかった時間の分だけ、

太鼓への愛情(?)も強くなりました。

 

だって、この色塗り、

みんな何とも真剣な表情。

塗り残しはないか、細かいところにまで目を配り、

おしゃべりする人はなく、

「よし!やるぞー!!」という雰囲気。

 

みんなの心がひとつになっているようでした。

 

 

ある日の礼拝

2021年10月6日

週に1度、

あおいとり・きいろいとり(年長・年中)の子どもたちは

いっしょに礼拝をします。

聖書のお話をきいたり、

さんびかを歌ったり。

 

ホールの天井はとても響きがよいので、

讃美する歌声は大きく広がり、

たくさんの声が共鳴しあって体中にも響きわたります。

心と身体で神様へ歌を届けます。

 

だいじな泥だんご

2021年9月

いつも元気いっぱいの男の子。

動くときも、モノを置くときも、

けっこうワイルドな彼。

 

この日、真剣につくっていたのは泥だんごです。

あかいとり(年少)のときから楽しんでいる彼は

自他ともに認める「どろだんごめいじん」

 

この日も「みてー」と差し出したその手が

どろだんごをだいじに、

いとおしそうに、

そしてやさしく包みこんでいて、

いつもとはちがう感じがしました。

 

子どもの中にある新しい一面に出会えるから、

子どものかたわらにいられる時間も

いとおしく思えます。

 

畑作り

2021年9月14日と21日

子どもたちのより身近なところに

畑を作ることにしました。

 

9月14日

あおいとり(年長児)がはりきって、草取りや石拾い。

そしておひさまをさえぎってしまう木を切ってくれました。

「畑にする前にきれいにする」という目的は同じ。

自分がしたいことを思い思いに取り組んでいます。

ノコギリを使いたい人、

手づかみで草をむしり取る人、

小さなシャベルで土に埋もれた石をほじり出したい人、

とりあえずひと通り全部やってみたい人、

気分が乗らなくてあっちを見たり、こっちへ行ったりする人。

 

最後はブロックを運んで、四角く囲うと・・・。

なんとなく畑のイメージがわいたようです。

 

一生懸命の顔、なかまと力を合わせる姿、

この世でもっとも美しい!と思ってしまいます。

 

9月21日

きいろいとり(年中児)がうわさを聞きつけて、

お次は自分たちだ!とやってきました。

夏休み中に、工事で出た土をふるいにかけておいたので

 

畑までせっせと運びます。

その様子につられて

あかいとり(年少児)も加わりました。

 

小さなシャベルに土をのせてちょっぴりずつ運んだり、

勢いがありすぎて畑についたらバケツが空っぽだったり、

やわらかい土をずーっとさわっていたかったり。

 

畑として動き出すにはまだまだまだ時間がかかりそうです。

だって子どもたち、

毎日、あそぶのにいそがしいんですもの!!

 

秋の種まきに、間に合うといいなあ・・・。

 

田んぼ活動 かかし登場

2021年9月15日と8日

9月8日

めぐみの子幼稚園の田んぼに かかし が登場しました。

本当は稲のために田んぼの草取りをするはずでした。

あっという間に稲が伸びて、

子どもが田んぼに入るにはむずかしくなってしまいました。

そこで、この日は いねの子クラブ(保護者のボランティア)の方が

草取りをする様子を見せていただき、

幼稚園で作ったかかしを立てました。

 

かかしの名前は「田んぼマスター」(←歌はうたいません)

田んぼを守るからマスターなんだそうです。

写真にはありませんが、お顔立ちはちょっぴりロック調?

かかしの顔を描いた女の子たちが

「スズメやカラスがびっくりするように、こわいかおにしたよ」とのこと。

 

9月15日

かかしは人が作業をしているように見せるため、

ときどき少しづつ動かすとよいそうです。

そして本日、あおいとり(年長児)の子どもたちが

田んぼマスターに会いに(動かしに)行きました。

お米がふくらんできていることに気がついたかな?

 

 

田んぼに行ったら楽しいあそびもついてきます。

生き物探しで見つけたもの。

バッタ、イナゴ、コオロギ、カマキリ。

カナヘビの赤ちゃん、カエル、カメムシ。

そしてなぜかアゲハの幼虫。

 

そして現れたのはネコむすめ3人組。

よく見たらしっぽも3種類!!!

 

生き物と、草と、心地よい風に

めいいっぱいたわむれた時間でした。

 

『アソボ~ネ』であそぼうね!

2021年9月8日(9月3日の話しあい)

2学期がはじまったとたん、

あおいとり(年長)では話しあいがはじまりました。

 

まずは新しくできたあそび場を見ながら考えます。

このあそび場、なんていう名前にしよう???

思いついた人は手をあげて、言いたいところで発表です。

いくつか候補があがったところでお部屋へ。

今度はみんなで顔を見ながら話しあいです。

 

とりあえず決まりました。

が、子どもたちがあそびつくしていくうちに、

その呼び方だって変わるかもしれないのです。

 

この日に決まった名前は!!

『アソボ~ネ』です。

(もしかしたら『あそぼーね』)

 

やっぱり、あそびたい場所だものね。

これからいっぱい、いっぱい、

あそぼうね!!

 

 

新しい遊具の誕生!

2021年9月7日

ついに生まれました!!

新しい遊具です。

 

遊具としての息が吹きこまれました。

子どもたちがあそんでこそ、ですね。

 

この遊具、楽しいだけではありません。

難しいところ、

あぶないところ、

心と身体と頭を、いっぱい使ってほしいです。

 

危険を自分で感じながら、

身体や体幹をどのように使うのかを

自分で考えたり、試したりしてほしいです。

 

バランス感覚や空間認知能力も

高めていけるかもしれません。

 

保育者が決めたことは

「手を出さないようにすること」

 

あかいとり(年少)の女の子がジャンプで降りるときのこと。

女の子「せんせい、て、かして」

保育者「自分で降りられそうなところ、探してごらん」

女の子「やめる!」と離れたかと思えばすぐに戻ってきて、

女の子「やっぱりやる!!」

高さを見極め、今の自分にちょうどいいあたりを決め、

女の子「いくよ、みてて」

自分のタイミングでジャーンプ!!

女の子「できたー」

最高の瞬間です。

 

あちらでも、こちらでも、

挑戦はつづいています。