ある日の めぐみの子

めぐみの子幼稚園の物語。

ある日の1ページをお知らせします。

いのちの話 2021年3月8日

あおいとり(年長)の子どもたちが保護者の方といっしょに

いのちの話をききました。

 

はじめの大きさは砂つぶぐらいだったこと、

どのように大きくなっていったのか、

ママのおなかでどんなふうに過ごしていたのか、

そしてうまれてくるときに、ママと助けあっていたことなど、

たくさん教えていただきました。

 

ぼく・わたしがうまれることのふしぎと、

おなかの中にいるときから持っていたすごい力。

 

いのちはたいせつ、というのは簡単だけど、

どうして大切なのか、今日の話で少し感じてくれたらいいな、と思います。

 

生まれてきたことは、どんなに尊いことなのか、

覚えていてくれたらうれしいな、と思います。

 

生まれたときの重さの赤ちゃん人形を

抱っこさせていただきました。

「おもーい」

 

何カ月もかけて、すこしづつ大きくなるあいだ、

だいじに、だいじに、だいじに守ってくれたお母さん。

 

そして、

たくさんのひとに守られ、助けられて、

今、この世に、

「うまれてきてくれて ありがとう」

 

よくある光景 2021年3月

「うわーーーん!!」

突然お庭に響いた大きな泣き声。

あかいとり(年少)のふたりがおもちゃの使い方のことでもめてしまったようです。

 

その声を聞きつけて、つぎからつぎへとあつまってくる子どもたち。

かけつけた人も、通りすがりの人も、

人だかりが気になって近づいた人も、

だれもが心配そうにみつめています。

クラスメイトもいれば、お兄さんお姉さんもいて、

このできごとの行方をじっと見守っています。

同じ幼稚園のなかまだから、他人事(ひとごと)とは思えないのでしょう。

 

「どうしたのかな」

「だいじょうぶかな」

「どうなっていくのかな」

やさしいまなざしは大人からだけではないのです。

むしろ、子ども同志の中で、じっくりと、しっかりと、育っています。

 

だから、

今は涙があふれていても、君の背後にはちゃんと HAPPY がみえているよ!

 

ただいまリフォーム中 2021年3月

お庭に新しいおうち?と思ったら、

いつもの小屋が、はなやかにリフォームされていました。

あおいとり(年長児)が葉っぱを足したり、花を添えたり。

こんなに素敵なおうちなら、ずっとステイホームしたくなっちゃうかな。

 

ガーデニング係の春しごと 2021年3月3日

ガーデニング係の保護者の方が、春の花を植えてくださいました。

こういうときも子どもたちは次々にやってきて、

「なにしてるのー?」

「この花、なあに?」

「これ知ってる!」

それぞれ会話をしながら、

花壇が春の装いに代わっていく様をじーっと見届けていました。

 

色とりどりの花たちに見守られて、

子どもたちの生活もゆたかに彩られていきます。

 

クリスマスページェント!? 2021年3月2日

3月なのにクリスマスページェント!?

 

イエス・キリストの誕生を劇にしたものをページェントといいますが、

クリスマスにあおいとり(年長)・きいろいとり(年中)が行いました。

冬休みが明け、1月の始めごろに「またページェントやりたい」という声を何度か聞きました。

その後、そんな声も聞かれなくなっていましたが・・・。

 

3月に入り、あおいとりでは話し合いのときが持たれました。

「春休みまでに何をしたい?」

真っ先にあがったのが、ページェントでした。

さっそく昨日あおいとりだけでやってみました。

そして、「おきゃくさんもいなくっちゃね!」と、あかいとり(年少)が招待されたのでした。

 

衣装も小道具もないけれど、セリフと歌はバッチリで、

あおいとりの情熱と気迫に、思わず正座をしてくぎ付けになるあかいとりの姿がありました。

 

もちろんこの日から、あかいとりの部屋ではマリヤさんごっこ、宿屋さんごっこが始まりましたよ。

 

ほうき と きな粉 2021年3月1日

めずらしく子どもたちから「ほしい!!」と言われたものが2つあります。

なわとびショーが盛んなころに言われた「なわとび」

そして、[「取りあいになっちゃうから」と頼まれた「子ども用ほうき」

 

そうです!

ほうきは子どもたちにとってあそび道具なのです。

集めるのが楽しかったり、

ほうきではいた後にできる模様がおもしろかったり、

きれいになるのがうれしくって一生懸命に腕を動かしていたり、

砂を活用するためにせっせと掃いていたり。

 

あそびと生活は子どもにとって同じなんだな、と思わされます。

 

お姉さんたちが掃き集めた砂を、あかいとり(年少)たちがねらっていますよー。

 

「おだんごに、きなこをつけてるの」

そのきな粉、靴にもズボンにも、ほっぺたにも!たっぷりついてますよ。

 

春が来た、来た 2021年3月1日

3月に入ったとたん、あたたかい日です。

おやおや、きいろいとり(年中)で流行りはじめた大縄跳び。

跳んでるうちに体もあたたまって、心も燃えてきて、

とうとう半袖、半袖、ノースリーブ・・・。

ここだけ季節がうんと早く訪れています。

 

いえいえ、子どもたちの成長は大人が思うよりもはるかに勢いがよいのかもしれません。

 

織り機 2021年2月~3月

2月ごろからあおいとり(年長児)が取り組み始めた織り機あそび。

好きな毛糸を選び、縦糸をすくいながら織り進めていきます。

どの毛糸を選ぶか、たったそれだけで同じ枠を使っていても

まったくちがう雰囲気の作品が生まれてきます。

できあがった作品をみるたびに、

それぞれの園生活の歩みを想います。

好きなあそびはそれぞれ。

なにを選び、どんな時間を過ごしてきたのか。

 

そして、織り機を始めてからできあがるまでの間に

たくさんの仲間たちが声をかけてくれるのです。

「わあ、そのいろいいね」

「〇〇ちゃんのきれいー!」

「おしえてあげる」

「てつだおうか」

「がんばってるね」

そんな仲間たちのやさしさや励ましも

しっかりと織り込まれているはずです。

 

「しゃしん、とってー」 2021年2月

きいろいとり(年中)の男の子が数名やってきて

真面目な顔をして言いました。

「ちょっと、あおいとり(年長の部屋)に来てほしいんだけど」

 

行ってみると、指をさしながら

「これ、写真撮ってー」とのこと。

 

めずらしくあおいとりの部屋であそんでいた彼らは、

2種類の積み木(ネフスピールとアングーラ)を使ってできあがった作品を見せてくれました。

見本の写真を見ながら、時間をかけて、やっとできあがったんだそう。

初めてできたことがとっても嬉しくて、たくさんの人に見てもらったのですが、

そろそろ次のも作りたいし、だけど壊すにしのびないし。

困った末に思いついたのが、「写真に残す」でした。

 

初めてできた喜び、慣れると忘れがちになってしまいますね。

 

指編み 2021年2月

あかいとり(年少)では、器用な人たちがせっせと指編みをしています。

コツをつかむまでは根気のいるあそびです。

 

大好きな友だちと一緒に、ひと編みひと編み毛糸をうごかしていきます。

「こう?」「そうよ」

「できてきたー」「すてきだねー」

 

そこで紡がれているものは

毛糸だけではなさそうです。

 

人形劇バク公演2回目 2021年2月26日

保護者の方の係、人形劇バクさんたちが

子どもたちに2つのお話を見せてくださいました。

エプロンを使って演じる『とりかえっこ』

そして『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』

大きなお弁当も羊毛でできているのにとってもおいしそう!

 

公演後、あおいとり(年長児)は

舞台背景や小道具についてたずねたり、

「どうやったらそんなにじょうずにできるのー?」と

質問をしていました。

なにかをつくりだすことと、

つくりあげる喜びを知っているあおいとりならではの問いかけでした!

 

教会で礼拝をしました 2021年2月25日

あおいとり(年長児)のみんなで教会で礼拝をしました。

訪れたのは茅ヶ崎香川教会。

自分の聖書をひらき、牧師先生のお話をきいたり。

パイプオルガンの音色に耳を傾けたり。

礼拝堂にある十字架、そして外に出て屋根の上の十字架を見あげたり。

 

今年はコロナ対策のため、

保護者の方とご一緒に礼拝することがかないませんでしたが、

牧師先生がお祈りをしてくださいました。

 

子どもたちひとりひとり、

そして、ご家族の方おひとりおひとりの上に

神様の祝福が豊かにありますように。

原っぱ 2021年2月19日

めぐみの子幼稚園のすぐそばにある原っぱ。

今日はあおいとり(年長)とあかいとり(年少)のみんなで

原っぱへ出かけました。

広い広ーい場所で、思いっきり走れるって幸せなことですね。

そして、

干し草、葉っぱ、枝、虫をみつけて

仲間といっしょにいろいろなあそびが生みだされていました。

毛糸あそび 2021年2月

冬になると毛糸を使ってあそぶことが増えます。

触れているだけであったかい気持ちになれます。

 

あかいとり(年少児)に飾ってあるのは

ふうの実に毛糸を巻きつけて作ったオーナメント。

ボリューム満点で、ふうの実の存在が消えてしまっていますが・・・。

 

なわとびショー 2021年1月22日

あおいとり(年長)の子どもたちに、なわとびブームが来ました!

そして、なわとびをクラスの仲間に見せる「なわとびショー」が始まりました。

出場者は、「みんなに見せたい気持ちがある人」です。

小学生みたいに跳んじゃう人も、今日初めて2回跳べた!という人も、

がんばりを見せたければだれでも出場できます。

 

今日のメンバーは円陣を組んで、「エイエイオー」

チームの名前は?

「なわとびちーむ!!!」(意外と普通でした・・・)

 

ショーを見守るなかまたちも真剣です。

目の前で、こんなにがんばっている姿をみたら、

応援せずにはいられないのです。

仲良しの友だちに思わず立ち上がって声援をおくる人、

自作の旗を振って応援する人。

 

そして毎日のように「なわとびショー」が続きました。

 

おこわ会食 2021年1月22日

かまどとせいろでもち米を蒸して、

今日はおこわ会食です。

 

このおこわは何年も田んぼでお世話になった、卒園生おじいちゃんのもち米です。

毎年あおいとり(年長児)が田植えと稲刈り、脱穀を経験させていただいてきました。

おじいちゃんはもう田んぼをしないそうなので、このもち米は最後になります。

 

かみしめるほどに、おいしさと感謝の気持ちがこみあげます。

長い間、ありがとうございました!

 

ディアボロ 2021年1月21日

保護者の方がディアボロを見せてくれました。

いろいろな技、空中を飛んだり、糸の端から端まで移動したり。

こまのようだけど、ちょっと違う。

自分の両手の微細な動きが伝わって、

夢中になる子どもが続出です。

コツは「考えないこと」だそう。

感覚が大事なんですって!

いつも「考えること」を大事にしてきていますが

こういうあそびは「考えること」と「感じること」のバランスの大切さを

思い出させてくれます。

 

お祈り 2021年1月19日

めぐみの子幼稚園ではお弁当の前にお祈りをしています。

お祈りの内容は決まっていません。

お弁当を作ってくれたおうちの人に感謝をしたり、

この食べ物を世話したり運んだりした人たちに感謝をしたり、

食べ物があることに感謝をしたり、

食べ物に困っている人に同じような恵みがあるように願ったり、

このお弁当を食べて元気でいられるよう願ったり。

 

食べられることは、ありがたいこと、と気づいてくれたらうれしいです。

リニューアル 2021年1月19日

使いこんで、

あそびこんだ布製の遊具。

あおいとり(年長児)が話しあい、

「あかさん(あかいとり・年少児)がのりやすいのにするー!!」と、

前よりも低めの布ブランコになりました。

送り迎えのときにご一緒の小さな弟くん妹ちゃんも乗れますよー。

「いわがうごいた!!」 2021年1月18日(ちょっと長いお話)

ついに、この日がやってきました。

きいろいとり(年中)から始まった『岩プロジェクト』

さかのぼること2か月前、いや、数年前?

 

いま、使っているめぐみの子の庭は、

もともと一般家屋の駐車場であり和風の庭でもありました。

数年前に子どものあそび場として開拓したときに、端の方にあった岩。

あまりの大きさに運ぶことができずに埋めてしまったものでした。

 

(2020年11月ごろ)

11月のある日、

泥だんごの材料にぴったりの土を見つけてしまった子どもたち。

「このつちはいいだんごができる!」

おおっていたカバーをめくり、

どんどん土をけずり出し、

とうとう岩の頭が見えてきました。

 

「あ、なんかあるー」

岩の存在に気づいた子どもたち。

クラスでも話し合い、「みんなでほろう!」と

岩の周りの土を掘り続ける日々が続きました。

11月中旬のことです。

掘り続けること1カ月。

ついにその姿を現しました!!

(2020年12月11日)

さて、この大きな岩を前に、子どもたちから声があがりました。

「このいわ、もちあげたい!」「はこびたい!」

みんなで知恵をしぼって考えました。

 

きいろいとり(年中児)全員で引っぱれるように、

ロープを巻き付けました。

一生懸命に引っぱりましたが、

きいろいとりだけでは力が足りません。

「あおいとりさんも、てつだってー!!」

「もちろん!!」

年中児・年長児総勢60人近くの子どもたちと岩との綱引きです。

「よいしょっ!!よいしょっ!!」

掛け声を合わせ、力を合わせ、こころを合わせて引っぱります。

 

そして、ついに、大きな岩が持ち上がりました。

みんなで力を合わせたら、

大きな力になる、ということを

身をもって確信したことでしょう。

(2021年1月18日)

おそらく300~400㎏ぐらいありそうな岩。

立たせることができても、

大きくあいた穴から出すことは難しそうです。

きいろいとりでは話し合いが続いていました。

そして、お庭造りをよく知っている人にお願いしよう、ということになりました。

造園業をされている保護者の方に来ていただきました。

60人の子どもが引っぱって立ち上げた重たい岩が、

チェーンブロックで持ち上がり、ゆらりゆらりと揺れているさまは、

不思議なショーを見ているようでした。

この岩は力を合わせた証として、

子どもたちのあそび場に加わりました。

 

翌日、何が始まったと思いますか?

 

岩磨き、です。

 

そして、

地面に大きくあいた穴にはどんな土・砂をいれようかと

話し合いはまだまだ続いています。